令和6年4月から加藤勝章先生の後任として日本消化器がん検診学会の東北支部長を拝命いたしました。1970年、山形敞一先生により第1回東北支部例会が開催されて以来、50年以上の歴史ある東北支部を担当させていただくことを大変光栄に思うとともに、その重責に身の引き締まる思いです。

東北地方は胃がん、大腸がんを始め消化器がんによる死亡率が依然して高い地域であり、消化器がん検診の重要性は言うまでもありません。近年、胃がん検診は胃内視鏡検診が広がるなど大きな変化がみられます。一方、私の専門である膵がんの早期発見は困難なままです。その克服には次世代を担う若い方々の力が不可欠です。消化器がん検診への興味を持っていただき、私どもの仲間に加わっていただけるよう、関連学会の東北支部とも連携をしながら進めて参りたいと考えております。

東北支部は初代支部長の山形敞一先生以来、日本消化器がん検診学会の中でもひときわ高いプレゼンスを誇ってまいりました。渋谷大助前理事長、加藤勝章理事、小池智幸理事をはじめ学会の中でも中心的役割を果たされている先生が大勢いらっしゃいます。東北支部のプレゼンスを維持し、さらに発展させていくことが私に課せられた大きなミッションと考えております。さらに魅力ある日本消化器がん検診学会、東北支部となるよう、頑張ってまいる所存です。

皆様方のご指導、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

令和6年4月1日

日本消化器がん検診学会東北支部長
正宗 淳

正宗淳